第二次森保政権の目玉といえば、中村敬斗選手です。
10代からヨーロッパでプレーをして、期待はされていましたが、ここまで大きな活躍は出来ていませんでした。
しかし、LASKリンツ(オーストリア)で12得点を挙げ、絶好のタイミングでの代表選出です。
前線の選手、かつ若手、だけどヨーロッパでプレーしていて、Jリーグで見る機会のない中村敬斗選手は、サッカーファンの間でも日本代表に呼んでもらいたいトップクラスの選手だと思います。
そこで今回は、そんな中村敬斗選手のプレースタイルや移籍、成績などについて紹介していきます。
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目次
中村啓斗 4/10 16ゴール目 シュトゥルム・グラーツ 優勝プレーオフステージ第2節
中村啓斗選手、また貴重なゴールを上げました。
オーストリア1部に所属するLASKリンツに所属する中村啓斗選手は、優勝プレーオフステージ第2節でシュトゥルム・グラーツに先発出場しました。
そして、第1節に続き、連続ゴールです。
1-1で迎えた後半34分。
左サイドからのボールをファーから走りこんで、力強いヘディング。
それまで、惜しいチャンスがありながら決めきれなかったですが、ここはしっかり決めました。
この試合でも力強いプレーが印象的でした。
この年齢や段階でオーストリアのフィジカルに苦労していないのなら、将来はなかなか期待できるかもしれませんね。
中村啓斗今季15ゴール目4月3日
左サイドからカットインして、巻いたようなシュートを右隅に突き刺しました。
得意なコースでしょう。
シュートの前にキックフェイントが入っていました。
キックフェイントというより、シュートキャンセルなんでしょうね。
状況を見ながらプレーを変えることができるとなると、今後かなり成長が見込まれますね。
フィジカル的にも見劣りは全くしてませんね。
中村啓斗 22-23シーズン12ゴール目
キックフェイント、上手いですね。
しかも、そんなにドリブルスピードも落ちていないので、キックフェイントの後もディフェンスを外すことができますね。
中村敬斗選手のプレースタイル
中村啓斗選手は、ヨーロッパでは「第二の三苫」と紹介されることが多いそうです。
その理由としては、左サイドからドリブルを中心に切り崩す、からです。
三苫選手との比較でいえば、ドリブルは上手いけれど、三苫選手ほど縦に抜ける感じではありません。
それよりも、中にカットインしての巻いたシュートが上手いですね。
そして、その精度の高いシュートを活かしたキックフェイントも特徴的で、敵ディフェンダーとしては、どうしても引っかかってしまいます。
また、アシストも上手いです。
周りがよく見えている選手と言えますね。
ヨーロッパですでに数年プレーしていますが、ベルギー、オランダ、オーストリアといったヨーロッパトップレベルのリーグでの経験はありません。
よって、今後はそういったリーグにステップアップすること、そしてそのリーグで活躍することが期待されます。
中村敬斗選手のプロフィール、移籍歴と成績
生年月日:2000年7月28日(22歳)
出身地:千葉県我孫子市
身長:180cm
体重:75kg
所属:LASKリンツ
ポジション FW
利き足:右足
シーズン 試合数(ゴール数)
2018-2021 ガンバ大阪 24 (1)
2019-2020 FCトゥウェンテ(loan(オランダ) 17 (4)
2020 シント=トロイデンVV(loan)(ベルギー) 5 (1)
2021 FCジュニアーズOÖ(loan)(オーストリア) 14 (5)
2021~ LASKリンツ(オーストリア) 32 (12)
体格的には、ある程度高さもあり、身体的にもがっちりしているので、フィジカルが弱点になることはなさそうです。
オーストリアで結果を残し始めているところなので、今の活躍を続けつつ、どのリーグやクラブにいくのかがポイントでしょう。
中村敬斗選手の日本代表でのキャリア
代表歴
2017 U-17 11 (5)
2019 U-20 4 (0)
2023- A代表
東京五輪世代の中村敬斗選手は、オリンピックでの活躍は叶わなかったですが、若手としてA代表ではチャンスはあります。
目下の一番のライバルは、三苫選手です。
三苫選手はかなりのハードルですが、中村敬斗選手の決定力は魅力的なので、先発以外でも出場機会はめぐってきそうです。
中村敬斗選手が三苫選手とポジション争いをできるレベルになれば、日本代表の攻撃は面白くなるでしょう。