2023年にウズベキスタンでU20日本代表のアジアカップでの活躍をまとめます。
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目次
招集メンバーとスタッフ
GK
23 彼島 優(流通経済大)
1 木村 凌也(日本大)
12 春名 竜聖(水戸ホーリーホック)
DF
13 諏訪間 幸成(筑波大)
4 菊地 脩太(清水エスパルス)
5 松田 隼風(水戸ホーリーホック)
15 屋敷 優成(大分トリニータ)
3 田中 隼人(柏レイソル)
19 高井 幸大(川崎フロンターレ)
22 髙橋 仁胡(FCバルセロナ/スペイン)
MF
17 熊取谷 一星(明治大)
9 横山 歩夢(サガン鳥栖)
14 永長 鷹虎(川崎フロンターレ)
7 松木 玖生(FC東京)
6 山根 陸(横浜F・マリノス)
8 佐野 航大(ファジアーノ岡山)
21 甲田 英將(名古屋グランパス)
2 松村 晃助(横浜F・マリノスユース)
20 安部 大晴(V・ファーレン長崎)
16 保田 堅心(大分トリニータ)
FW
11 坂本 一彩(ファジアーノ岡山)
18 熊田 直紀(FC東京)
10 北野 颯太(セレッソ大阪)
スタッフ
監督:冨樫 剛一
コーチ:船越 優蔵
ロールモデルコーチ:内田 篤人
GKコーチ:高原 寿康
フィジカルコーチ:菅野 淳
メンバーの中で最も有名なのは、キャプテンの松木玖生選手ですね。
青森山田高校時代からFC東京での活躍と今後の海外移籍は、多くのファンが期待していると思います。
アジアカップとワールドユースを通して、世界のスカウトにアピールしてほしいですね。
あとは、異色なところで海外組の髙橋仁胡選手は、FCバルセロナ所属です。
バルセロナで育った選手がどんなプレーを見せるか楽しみです。
スタッフでは、内田篤人さんがロールモデルコーチをしています。
このロールモデルコーチは、イマイチ役割がよくわかりませんが、内田さんの知名度と人気を活かして、この世代の日本代表にも注目を集めてほしいですね。
また、個人的には船越優蔵さんはコーチになったんだなあ、と。
ユース年代では中田英寿さんとやってて、日本にもデカいフォワードがでてきたなあ、と思ったものでした。
懐かしいですね。
予選リーグ グループD
予選リーグは4チームで行われました。
- 日本
- 中国
- サウジアラビア
- キルギス
第1節 中国戦
1点目
切り替えで奪った後の佐野航大選手の落ち着いたクロス良かったですね。
当然のようにヘディングで決めた熊田直紀選手も頼もしいです。
2点目
熊田直紀選手、クロスに一度は空振りになったけれど、起き上がってシュートフェイントをかけるあたり、すごく落ち着いていましたね。
得点以外
松木玖生選手のPKは、ステップを踏みすぎたか、相手キーパーとタイミングが合ってしまいましたね。
中国相手に苦しんだ一勝でした。
第2節 キルギス戦
1点目
北野選手のドリブルは鋭いですね。
香川選手を彷彿させます。
そのパスに松木玖生選手は合わせたかったですけど、PKを取れてラッキーでした。
PKは佐野航大選手、よく決めましたね。
駆け引きしすぎると、外しそうですけど(笑)
2点目
熊田選手が、混戦から一瞬こぼれたボールを思い切ってシュートしました。
少し距離がありましたが、力を抜いたよくコントロールされたシュートでしたね。
ストライカーとしての才能を感じさせるゴールでした。
3点目
コーナーキックを松木選手がそらしたところを、坂本選手が確実に決めました。
第3節 サウジアラビア戦
1点目
キャプテン松木玖生のゴール、キックフェイントを含めた流れるような動きでした。
左足のキックが強烈なので、キックフェイントは効きますね。
2点目
早いコーナーキックに再び松木玖生が合わせました。
ヘディングも強いですね。
全てに力強さを感じられる良いキャプテンです。
得点以外
この試合、1失点はしましたが、キーパーの木村凌也選手も良いセーブ多かったですね。
準々決勝 ヨルダン戦
1点目
北野選手と坂本選手の二人で取りましたね。
二人でプレスをかけて、ボールを奪い、北の選手の鋭いドリブルで三人を引き付けてのパスです。
坂本選手もきれいに合わせましたね。
合わせることに徹したおかげで良いコースにとんでキーパーもノーチャンスでした。
2点目
北野選手のダンスを踊るかのように相手を惑わしました。
そして、シュートのこぼれ球にしっかりポジションを取っている熊田選手。
日本が点を取る一つの理想の形ではないでしょうか。
得点以外
熊田選手のワントラップボレーシュートは、決まったんですが、オフサイドで残念でした。
いとも簡単にプレーしている熊田選手はスケールの大きな選手になるかもしれませんね。
この勝利でワールドカップ出場が決まりました。
選手はホッとしたことでしょう。
ただ、アジアでより厳しい戦いを経験するには、アジアで3位までとか絞った方が良さそうですけどね。
準決勝 イラク戦
1失点目
コーナーからヘディングを入れられました。
中がかなり相手いましたね。
あそこまで空いていると、走りこむ相手の方が有利ですね。
1点目
この大会、ジョーカーとしての存在している永長選手のゴールです。
体を揺らすフェイントは最近ではあまり見ないので特徴的ですね。
ドリブルの上手さやキレは見せていましたが、この試合はシュートの上手さも見せてくれましたね。
2失点目
アリジャシムに良い形でボールを持たれ、完全に崩されましたね。
A代表の三苫選手に突破されるチームの気持ちがなんとなくわかりました。
2得点目
117分に永長選手のカットインから熊田選手のヘディングです。
ディフェンダーの高井選手を上げたことで、ゴール前のマークが分散されました。
しっかりヘディングを決めた熊田選手は、まさにエースの役割ですね。
得点以外
119分、右サイドからの崩し、最後は北野選手へゴロのクロス。
シュートを上げてしまい、ゴールならず。
これ以上ないシチュエーションだったので、決めてほしかったですね。
PK戦
2本目のキッカーの佐野選手が止められて、日本敗退です。
佐野選手はPKは得意だと言っていただけに、残念でした。
まあ、PKは運の要素も強いので、それまでに決めるべきでしたね。
試合後の松木玖生キャプテンインタビュー
(今大会で負けたのは悔しいが、ワールドユースで晴らしたい。
課題は、試合序盤のセットプレーでの失点。)
雰囲気を見る限り、通過点にしか考えていないようで堂々としていました。
本当に大人びていて頼もしく感じましたね。
まとめ
今回のU20は松木玖生選手を中心に、それぞれのポジションに良い選手がいるバランスの良いチームに見えました。
あとは、中央からスルーパスを出せるテクニカルな選手がほしいですかね。
また、アジアの4位でワールドユース優勝、というのはギャップが大きいです。
アジアでは圧倒的な力を見せて、その力で世界の上位と戦うという状況を作らないといけないでしょう。
まだ伸びしろのある選手たちなので、この中から誰が次のスター選手になっていくかが楽しみです。