バスケワールドカップ日本代表vsフィンランド代表は、日本バスケ界にとって歴史に残る試合となりました。
その生中継で観た感想を記事にしたいと思います。
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目次
半ば負け覚悟の16点差
前半の終わり頃は、かなり絶望的な試合内容でした。
フィンランドのスリーは入るけど、日本のスリーは入らない。
日本はインサイドでプレーをさせてもらえないから、アウトサイド→アウトサイドのパス回しでフィンランドがマークを外していない中でタフショットを連発し、落としていました。
そして、フィンランドのエースであるマルカネンは、ちょっと手がつけれない感じになっていました。
これは第3クウォーターには負け決定かと…。
吉井選手のディフェンス
そんな試合展開の中で、吉井のディフェンスが目立ってきました。
相手をブロックしたり、マルカネンを止めたりしてました。
それでも流れは日本にきませんでしたが、吉井のディフェンスがなかったら、反撃までの我慢は出来ていなかったでしょう。
富永選手のスリーでつなげた
敗戦がよぎる試合の中で、唯一の希望が富永選手でした。
ドイツ戦同様、フィンランドの厳しいマークとオフェンス全体の問題からフリーになれない状態の中、スリーを2本立て続けに決めてくれました。
しかも、一本はディープスリー。
これでマークが富永選手に集まり、他の選手がフリーになる現象が起きました。
チームが少し落ち着いてオフェンスできる状態になったと思います。
縁の下に入り続けたホーキンソン選手
チームが息を吹き返すと、ホーキンソン選手の得点も増えてきました。
それまで、リバウンドやゴール下の得点で貢献してきたホーキンソン選手ですが、徐々にフリーになることができ、得点を増やせるようになりました。
インサイドの選手が活躍することで、アウトサイドの選手も余裕が持てるようになる、という好循環が生まれました。
ゾーンに入った河村選手
個人的にはこの試合のMVPを与えたいのが、河村選手。
チームのバランスが整った終盤では、スピードとスリーポイントで完全に試合をひっくり返し、そのまま支配しました。
スピードは誰も止められないし、ゴール前でのビハインドパスなど冷静さもあったし、何より勝負所での1対1からのスリーポイントは完全にエースの風格がありました。
まるでBリーグで見せているプレーをワールドカップの舞台でも同じように再現しているかのようでした。
次戦の相手は超強豪オーストラリア
次の試合は、超強豪といえるオーストラリアです。
普通に考えれば、勝てる相手ではありません。
でも、今日の日本の試合を観たら、「もしかしたら良い試合できるかも」とは思いました。
少なくとも、ポジティブな気持ちで試合観戦に臨めるように思えます。
次の試合も良い試合を見せてもらいたいし、応援したいです。